無線局等情報検索は、リアルタイム更新ではない

総務省電波利用ホームページの「無線局等情報検索」が2019年の初めに改訂された。改訂前は、表示される免許情報が実際のものに比べて3か月ほど古く、記念局や再免許局の最新情報を得られなかった(過去記事のこちら参照)。

今回の改訂によって「ほぼリアルタイムで更新されるようになった」という話も見られる(例えばhamlifeのこちらの記事) が、本当にそうなのだろうか?  

ちょうどよいことに、局免許を更新する時期だったので、再免許の情報が表示される時期を確認してみた。

結論は、リアルタイム更新でもなければ、ほぼリアルタイム更新でもなく、最新情報になるまで2週間ほどかかった。

まずは、これ↓が新しい免許状。平成30年(2018年)12月26日付けで発行されており、免許の年月日は平成31(2019年)年3月20日(下図の赤枠部分)である。

新しい免許の開始日、 平成31年(2019年)3月20日の朝に当局の免許情報を検索したところ、まだ古い免許情報のままであった(下図左の赤枠部分)。検索した日時が右の赤枠部分である。
「リアルタイムに更新」というわけではないと判明した。

夜中にバッチ更新という処理もありえるので、 翌日の平成31年(2019年)3月21日の朝に検索してみたのが下記。まだ、更新されていない。

まあ、3月21日は祝日だから作業しないということもあるので、翌日の平成31年(2019年)3月22日の朝に検索してみたのが下記。まだ、更新されていない。「ほぼ」リアルタイム更新というわけでもないと判明した。

さて、どれぐらいで新しい情報が表示されるだろうか?

2019/4/2追記  毎朝、検索し続けること2週間弱、4月2日朝に新しい免許情報に更新されていた(下図)。当局の場合、免許情報は2週間ほど遅れて更新されたわけだ。

4月2日朝に更新されていたことから、3月末までの情報を4月1日夜にバッチ更新したという可能性もある。その場合は、最大で1か月の遅れが出るのかもしれない。これは、1日付の免許人がどうなるかで確認できそうだ。

JARLアンテナ保険 作業中に事故っても保険金降りない?

これまでJARLアンテナ保険に漫然と加入していたが、自動車保険のオプションの損害賠償特約でも同じように対応できると知った。自転車にも保険をかけないと乗れない時代にもなってきた。そこで自動車保険の更新を前に両者を比較してみた。

結論・・・自動車保険の損害賠償特約の方が幅広いリスクに対応していて当局向きなので、JARLアンテナ保険はもう継続しない

JARLアンテナ保険の募集案内を読んでいたら気になる記述を見つけた。「施設の新築、修理、改造または取壊し等の工事に起因する損害」は対象外だというのだ。これって、自分でタワーを建ててるときや、タワーに登ってアンテナをいじってるときに起こした事故には保険が効かないと読める。作業中にアンテナや工具を落として隣の建物やクルマを壊すことはありえるので、JARLアンテナ保険でリスクヘッジしたいものだ。実際のところ保険金を払う運用にしているのならいいのだが、どうなのだろうか?

下記が募集案内のその部分(赤枠のところ)。

JARL選挙 誰が誰に投票したかわかる投票用紙?

JARLから平成30年通常選挙の投票用紙が送られてきた。マークシートの投票用紙を眺めていたら、番号が印刷されているのに気付いた。

宛名と説明が印刷されている用紙で、これは返送しない。赤丸を付けた部分に数字が印刷されている。

・・・

こちらが投票用紙で返送する部分。赤丸を付けたところに、上記と同じ番号+1桁の数字が印刷されている。

雑感

  • この番号は会員番号そのものではない
  • 投票用紙に番号が入っていると、JARLや印刷にかかわった人は、この投票用紙が誰のものかを識別/特定できる可能性がある。そうだとすると気持ちが悪い
  • 「今回の選挙の投票用紙」だとわかるように、投票用紙すべてに同じ番号が印刷してあるという可能性もある
  • 不正投票を防ぐために番号を印刷している可能性もある。例えば投票用紙をコピーして多重投票するのを防ぐとか
  • そもそも政治家を選ぶ選挙とは異なるので、JARL選挙の規約や運用では、誰が誰に投票したかを秘密にすることを前提にしていないのかも

160m帯フルサイズダイポールアンテナ【測定編1】

前記事で作った160m帯の巻き取り式ダイポールアンテナを実環境で測定した。

 

恵那市の阿木川公園に展開した。給電部は高さ約1.5m、アンテナ線は左右ともに数mで芝生に接地している。両端も芝生上。

 

 

 

 

 

アンテナ線長は左右各22mで、1.83MHz  SWR1.8という結果になった。アンテナ線が地面から浮くようにすれば使えそうである。

同調したアンテナ線長が予想以上に短い。①両端の巻き取り部がエンドローディングコイルとして働いている、②被覆電線なので短縮率が大きくなっている、③地面置きなので共振周波数が低い――というあたりがとりあえず思い付く。これは後日に検証したい。

160m帯フルサイズダイポールアンテナ【製作編】

160m帯(1.8/1.9MHz帯)のダイポールアンテナは全長が80mを越えるので我が家では常設できない。そこで仮設や移動運用向きのものを製作した。設置と回収のしやすさ、80m帯でも使えるということから、エレメントは被覆電線にして巻き取りできるようにした。

 

左右が電線の巻き取り部。真ん中は100均のまな板に穴をたくさん空けたものにバランを取り付けている。まな板ごと棒の先に付けて持ち上げたり木に吊るして使う。

 

 

 

 

バラン部は、フロートバランをベーク板に固定し、BNCコネクタと陸軍端子赤/黒を1.5D同軸で配線して、100均の密封ケース内に納めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンテナ線巻き取り部分は、100均の小物ケース(2個セット)の側面をカットして電線を巻ける隙間を作った。左上のように電線を巻いた状態で蓋ができる。アンテナワイヤーは秋月で買った協和ハーモネットAWG20電線を43mずつ巻いている。メジャーなしでも電線長がわかるように5mごとにラベルを付けている。

LabVIEWが5800円で永続使用できる【導入編】

LabVIEWは雑誌のおまけで試したことがある。利用可能な期間は1か月程度ですぐに使えなくなってしまったが、便利さは印象的だった。ただLabVIEWを使うには、いちばん安いプランでも数万円/年かかるので、個人で使うには高過ぎるというイメージを持っていた。

ところが知らないうちに状況が変わっていた。2015年から個人向けに低価格のものが出ていたのである。このことを遅まきながら2017年末に知り、すぐに秋月電子で5800円で買ってきた。

 

正式名称は「LabVIEW Home Bundle」で、2014年版を個人が非商用で使うことに限り安く提供しているもの(教育目的にも使えない)。渡されるのはライセンス証書1枚だけ(モザイクをかけた部分にシリアル番号が印刷してある)。

 

NIのサイトで登録するとすぐに使い始められる。入門編のサンプルを入力して動作させたのが下記。PCのマイク入力をオシロとスペアナ表示するというもの。いろいろな工作で、シミュレーション→試作して測定→本番運用の流れでバラバラに測定系を作るのをLabVIEWに統合できるのは魅力的で、勉強して実際にやってみたいと思う。

 

 

スマートメーターは停電中も計測している

中部電力のスマートメーターが付いている。きのう停電したので、停電中はどのような動作をしているのかを調べてみた。中部電力にはカテエネという利用者向けサイトがあって、そこで前日の1時間ごとの電力使用量が見られるようにになっている。

停電したのは13:40~16:00。その期間は使用量ゼロで計測されている。内蔵電池で動作しているのだろう。ちなみにデータが取れなかった場合は「欠測」と表示される。

 

 

電動工具バッテリーを無線機の電源に改造

マキタの電動工具を使っているが、充電池(リチウムイオンバッテリー14.4V 6Ah)を無線機などの電源にできると便利なので改造してみた。

充電池そのものは電動工具と兼用するので改造するわけにはいかない。そこで充電池にアダプタをつなぐことにした。探したところ使えそうなものがマキタのオプション品にあったので、それを改造した。

無線機リチウム充電池

 

これが完成形。1.25sqのコードにヒューズボックス経由でコネクタを取り付けた。

使ったのは、マキタ充電式暖房ベスト14.4V/18.0V用バッテリホルダー PE00000022。購入価格2,836円。

バッテリーホルダー内部

 

改造前のバッテリーホルダー内部。基板を見ると、制御回路→DCプラグで暖房ベストに給電するようになっている。基板上部はUSB給電回路で、2.1Aまで出力可能とケースに刻印がある。

 

 

USB給電は生かしたかったので基板は取り除かず、DCプラグのコードだけはずし、充電池に直につながっている端子(基板の切り欠き部の赤黒コードがつながっている部分)から電源を取り出した。

Elecraft KX3とFT-817NDで試したところ調子よく使える。USB給電しつつ無線機を使っても受信ノイズは増加しなかった(USBから200mA出力、HF、50、144、430、AMラジオ、FMラジオ、エアバンドで確認)。

重さは、改造後のアダプタ 134g、充電池(カバー付き)  539g。

『「ふじ」打上げ30周年を祝う会』にコメント送付

JAS-1 (ふじ1号、FO-12)の軌道投入から30年ということで、下記の催事への案内をいただいた。

「ふじ」打上げ30周年を祝う会
平成28年11月11日(金) 14:00 ~ 16:15 (以後、見学会、懇親会)
電気通信大学 東3号館 3階 306号室(マルチメディア教室)
(東京都調布市調布ヶ丘1-5-1、電気通信大学キャンパス内)

平日昼間なので出席できない、残念。そこで当時の想い出をA4×1枚にまとめて送付した。たぶん当日に配布されたのだと思う。

せっかく書いたので、みなさんにご覧いただけるように置いておきます。

「ふじ誕生30 年を祝う会」に寄せて (PDF)

 

太陽光パネルノイズ記事(日経テクノロジーオンライン)へのコメント

日経テクノロジーオンライン(日経BP)サイトで、太陽光パネルのノイズ問題について弁護士執筆の記事が載っていた(下記)。

太陽光発電事業者のための法律Q&A
太陽光に対するアマチュア無線利用者からのクレームにどう対応すべきですか?
<第21回>アマチュア無線利用者の隣地で太陽光パネルを設置することの違法性
弁護士法人 匠総合法律事務所 代表社員弁護士 秋野卓生

2016/11/02 00:00

ノイズや通信についての法規制を飛び越えた内容の見解で違和感があったので2016/11/2にコメントを書き込んだが、2016/11/10になってもコメントが公開されていないので、書き込んだ内容を下記に保存しておくことにする。

まずは一定距離内に無線局がある場合に、太陽光発電機器メーカーが設置注意としている理由を知るべきだと思います。そのような環境では、設置者はノイズ放射を減らすために、通常よりも高価な部材や高度な工事を求められ、コストや工期面の不安要因になるのが理由です。

近隣に無線局があると、ノイズ放射の基準値以下になっていなければ対策工事を求めてくる可能性が高くなります。基準値内にするのは法令による義務なので、コストと手間をかけてでも対処することになります。事前にメーカーと相談しておかないと予想外のコストが発生するでしょう。

ちなみに、基準を越えたノイズ放射となっている施設は意外と多く見つかるので、まれな事例とは言えません。無線局はアマチュア無線局とは限りません。他の免許局もたくさんあるので注意が必要です。

この記事を書いた弁護士は、上記の対策を設置者が行うのが前提である点は無視し、義務を満たした後もまだモメていたらどうするかに絞って主張しているので注意が必要です。