160mダイポール製作(80m DP+延長コイル+ワイヤー)

160mバンドが広がりCW以外も使えるようになったので、のぞいてみようとアンテナを製作した。既設の80mバンド用フルサイズダイポールアンテナに延長コイルとワイヤーをつなぐのが設置しやすそう。

まずはMMANAでシミュレーション。実際の80m用DPは平面的にも立体的にもV字で設置されているが、話を単純にするために直線で試算した。

延長コイルはウィルキンソンの炭酸水のペットボトル(太い方)に巻く予定。直径90mmで長さも90mm。ネットのインダクタンス計算サイトによると、29回巻きで51.4μH、Q14.28と出た。それをMMANAに入れてワイヤー長を調整したところ、延長コイル+追加ワイヤー10m弱となった(1910kHzでSWR1.4)。これを両端につける。

ここから1840.kHzを最良点にするには、ワイヤーを両端に各90cm足せばよいと判明した(1840kHzでSWR1.3)。

さっそく延長コイルを製作。1.25sqの被覆より線を使用した。

設置状況、南側の延長コイル

北側の延長コイル

両端各2.1mカットして、1900kHzでSWR1.7となった。本日の外作業はここまで。

受信状況はノイズも少なく良好で、国内局はのきなみS5以上で聞こえる。しかし、低い周波数ほど、低いアンテナほど打ち上げ角が上がるデメリットは、3.5MHzよりも強調されているのを感じる。これは国内専用アンテナにしかならないかもしれない←不安感たっぷり。MMANAでも真上向きビームとはっきり出てますし(下図)。設置から数時間で、いまのところDXは韓国しか聞こえていない。

2020/11/24 追記

日の出前に目が覚めたので30分ほどRBNを見つつ受信して、聞こえたDXは3局だけ。少ない。

  • 2020/11/24 05:51:48 RW0LT
  • 2020/11/24 06:06:23 HL5IVL
  • 2020/11/24 06:16:33 RA9MA

1.8MHz用の延長ワイヤーをギボシで付け外しできるように取り付けた。長さは両端に各70cmが最適だった(1830~1840kHzがSWR1.5)。

2020/12/11 追記

今晩はお空の状態がよかったようで、RBNを見つつ聞こえたDXは下記。けっこうよい。

  • 2020/12/11 20:57:04 W0FLS
  • 2020/12/11 20:59:11 VK2WF
  • 2020/12/11 21:05:50 N4XD