スマートメーターは停電中も計測している

中部電力のスマートメーターが付いている。きのう停電したので、停電中はどのような動作をしているのかを調べてみた。中部電力にはカテエネという利用者向けサイトがあって、そこで前日の1時間ごとの電力使用量が見られるようにになっている。

停電したのは13:40~16:00。その期間は使用量ゼロで計測されている。内蔵電池で動作しているのだろう。ちなみにデータが取れなかった場合は「欠測」と表示される。

 

 

電動工具バッテリーを無線機の電源に改造

マキタの電動工具を使っているが、充電池(リチウムイオンバッテリー14.4V 6Ah)を無線機などの電源にできると便利なので改造してみた。

充電池そのものは電動工具と兼用するので改造するわけにはいかない。そこで充電池にアダプタをつなぐことにした。探したところ使えそうなものがマキタのオプション品にあったので、それを改造した。

無線機リチウム充電池

 

これが完成形。1.25sqのコードにヒューズボックス経由でコネクタを取り付けた。

使ったのは、マキタ充電式暖房ベスト14.4V/18.0V用バッテリホルダー PE00000022。購入価格2,836円。

バッテリーホルダー内部

 

改造前のバッテリーホルダー内部。基板を見ると、制御回路→DCプラグで暖房ベストに給電するようになっている。基板上部はUSB給電回路で、2.1Aまで出力可能とケースに刻印がある。

 

 

USB給電は生かしたかったので基板は取り除かず、DCプラグのコードだけはずし、充電池に直につながっている端子(基板の切り欠き部の赤黒コードがつながっている部分)から電源を取り出した。

Elecraft KX3とFT-817NDで試したところ調子よく使える。USB給電しつつ無線機を使っても受信ノイズは増加しなかった(USBから200mA出力、HF、50、144、430、AMラジオ、FMラジオ、エアバンドで確認)。

重さは、改造後のアダプタ 134g、充電池(カバー付き)  539g。

『「ふじ」打上げ30周年を祝う会』にコメント送付

JAS-1 (ふじ1号、FO-12)の軌道投入から30年ということで、下記の催事への案内をいただいた。

「ふじ」打上げ30周年を祝う会
平成28年11月11日(金) 14:00 ~ 16:15 (以後、見学会、懇親会)
電気通信大学 東3号館 3階 306号室(マルチメディア教室)
(東京都調布市調布ヶ丘1-5-1、電気通信大学キャンパス内)

平日昼間なので出席できない、残念。そこで当時の想い出をA4×1枚にまとめて送付した。たぶん当日に配布されたのだと思う。

せっかく書いたので、みなさんにご覧いただけるように置いておきます。

「ふじ誕生30 年を祝う会」に寄せて (PDF)

 

太陽光パネルノイズ記事(日経テクノロジーオンライン)へのコメント

日経テクノロジーオンライン(日経BP)サイトで、太陽光パネルのノイズ問題について弁護士執筆の記事が載っていた(下記)。

太陽光発電事業者のための法律Q&A
太陽光に対するアマチュア無線利用者からのクレームにどう対応すべきですか?
<第21回>アマチュア無線利用者の隣地で太陽光パネルを設置することの違法性
弁護士法人 匠総合法律事務所 代表社員弁護士 秋野卓生

2016/11/02 00:00

ノイズや通信についての法規制を飛び越えた内容の見解で違和感があったので2016/11/2にコメントを書き込んだが、2016/11/10になってもコメントが公開されていないので、書き込んだ内容を下記に保存しておくことにする。

まずは一定距離内に無線局がある場合に、太陽光発電機器メーカーが設置注意としている理由を知るべきだと思います。そのような環境では、設置者はノイズ放射を減らすために、通常よりも高価な部材や高度な工事を求められ、コストや工期面の不安要因になるのが理由です。

近隣に無線局があると、ノイズ放射の基準値以下になっていなければ対策工事を求めてくる可能性が高くなります。基準値内にするのは法令による義務なので、コストと手間をかけてでも対処することになります。事前にメーカーと相談しておかないと予想外のコストが発生するでしょう。

ちなみに、基準を越えたノイズ放射となっている施設は意外と多く見つかるので、まれな事例とは言えません。無線局はアマチュア無線局とは限りません。他の免許局もたくさんあるので注意が必要です。

この記事を書いた弁護士は、上記の対策を設置者が行うのが前提である点は無視し、義務を満たした後もまだモメていたらどうするかに絞って主張しているので注意が必要です。

JARL90周年記念局と全局交信→アワード申請してみた

JARL創立90周年特別記念局のすべてと交信できたので、JARL創立90周年記念アワード90賞を申し込んだ。90賞は90局との交信で申し込めるが、JARL創立90周年特別記念局は9局相当としてカウントする。つまり、JARL創立90周年特別記念局10局すべてと交信すればもらえるようになっている。電子申請してから10日で届いた。以下が提出した交信リストと、届いたアワード証明書。jarl90awardlist

jarl90award

 

 

 

JARDスプリアス実態調査 C601合格通知が到着

スプリアス規制の旧規制アマチュア機についてJARDがスプリアス実態調査を行っている。当局は日本マランツ株式会社(スタンダード) C601(430MHz+1200MHz)の測定を申し込んでいたが、結果の通知が到着した。

結果は、新規制値を満たしているということだったので、めでたく今後も使い続けられる、ありがたい。

P1010479-2

ちなみに、これがC601

申し込み 2016/2/8
無線機集荷 2016/2/20
無線機返却 2016/4/9
測定結果通知書到着 2016/4/20

 

以下がJARDから届いた通知書

 

 

jardc601-1

 

 

 

jardc601-2

Wi-FiモジュールESP-WROOM-02最初の実験

片手持ちCWパドルの無線化が滞っていたが、再挑戦できそうになってきた。

無線ユニットの前回の候補はTWE-Lite DIP。これは技適取得済みのZIGBeeでなかなかよさそうだったのだが、ソフトウェア開発のためにはライブラリなどの使い方を勉強する必要があったのでそのままになってしまった。

そうこうしているうちに、Arduinoでソフトウェア開発でき、技適取得済みのWi-FiユニットESP-WROOM-02が超お手頃価格で出てきたのに気付いた。

P1010417-2

 

ESP-WROOM-2ボードはいろいろあるが、秋月電子のDIP化キットを購入した(650円/個)。左が表面で、右が裏面。ワイヤレスCWパドルの送受信機用に2つ購入した。

P1010421-2

 

 

 

 

ブレッドボードに組んだところ。ESP-WROOM-02は電池で駆動している。ESP-WROOM-02の右は、リセット用のタクトスイッチ。その右はシリアル-USB変換。PCでArduino IDEを開き、シリアルモニタでATコマンドを入れて、USB経由でESP-WROOM-02と通信する。これで、動作確認と初期設定がぶじ完了した。

 

動作させるまでにハマったのは、ジャンパの設定。Flash Boot Modeで起動するには、IO0=HIGH(10kΩプルアップ)、IO2=HIGH(10kΩプルアップ)、IO15=LOW(GND)が必要だった。

上記ジャンパなしで起動すると、74880bpsで下記エラーが表示されてATコマンドを受け付けない。

ets Jan 8 2013,rst cause:1, boot mode:(7,0)
waiting for host

フェライトコアの高周波電流阻止量の測定【結果編】

装置製作編のやり方でフェライトコアの阻止量を測ってみた。

P1010415-2

 

対象のフェライトコアは、一般向けにエレコムが売っているもの2種類。フェライトコア小は1回巻と3回巻、フェライトコア大は3回巻の3通りで測定した。

 

 

 

 

 

 

 

 

画像9-2

 

 

フェライトコア小・1回巻。青が入力、赤がフェライトコア通過後の値。Picoscopeの2chの測定結果を、このやり方で重ね合わせて表示している(以下同様)。10dB程度の減衰。

 

 

画像5-2

 

 

 

フェライトコア小・3回巻。20dB強の減衰

 

 

 

画像2-2

 

 

 

 

 

フェライトコア大・3回巻。20~25dBの減衰

 

 

 

 

意外と全帯域でまんべんなく減衰することがわかった。小・1回巻でも10dB程度の減衰量を得られるというのは安上がりでよい。一方、数MHz以下では効きが悪くなることもわかった。

Picoscopeの複数ch重ね合わせ表示の改善

Picoscopeは、そこそこの機能を備えているが、安い分、使い方の工夫も必要になる。当局が使っているのはPicoscope 3206Aで、Windows PCでPicoscope 6ソフトウェアで操作している。

今回は、オシロやスペアナで複数チャンネルの観測結果を見やすく重ね合わせる方法を試行錯誤した。

画像4

 

 

スペアナ機能で2chを重ね合わせ表示にしたのが左である。Picoscopeでは、表示色を変更する機能はあるが、残念なことに透明度を変える機能がないので、どの色に設定しても下の測定結果の細部は見極めにくいままである。

画像2-2

 

 

 

 

 

そこで、各チャンネルごとに画面キャプチャしてから、画像編集ソフトで重ね合わせることにした。これなら、ひと目で見分けられるようになった。

 

 

 

 

手順は次のとおり。

① Picoscopeで、複数チャンネルを重ね合わせ表示で観測する。縦軸は、すべてのチャンネルで同じスケールにしておく
② Picoscopeのキャプチャを停止
③ Picoscopeでひとつのチャンネルだけを表示して、PCで画面キャプチャする。同じ手順で各チャンネルを画面キャプチャする
④ PCで画像編集ソフトを起動。レイヤー機能があり、透明度を調整できるものなら何でもよい(当局はPaintShopProを使っている)
⑤ ひとつのチャンネルの画面キャプチャを開き、その上に別チャンネルの画面キャプチャを別レイヤで重ねる。重ねたレイヤの透明度を上げる。ブレンドモードを変えて、いちばん見やすいものを選ぶ。PaintShopProでは、不透明度60%、ブレンドモード=標準でOK

なお、軸やメニューバーなどの色味が変わるのが嫌なら、マスクをかけるなどの配慮をすれば変わらないようにできる。

フェライトコアの高周波電流阻止量の測定【装置製作編】

予備実験編で、フェラライトコアの前後の高周波レベルをスペアナで測ることで、フェライトコアの周波数ごとの阻止量を視覚的に表示できると判明した。

結論としては、ArduinoのプログラムでDDSの発振周波数を変化(スイープ)させる方法で、0.5~60MHzまでの高周波を得ることにした。スイープ幅は、AMラジオ~HF~50MHz帯を想定している。

広帯域な高周波の発生方法としては、(1-1)ツェナーダイオードなどで広帯域ノイズを一気に発生、(1-2)弛張発振器で広帯域ノイズを一気に発生、(2)単一周波数を高速にスイープさせる、の3通りを検討した。

当局のスペアナはPicoscopeであり、オシロのオマケ機能なので感度が悪く、フロアノイズも大きい。(1-1)と(1-2)を試したものの、ゲインの大きな広帯域アンプを付けないとまともに測れないので却下。残った(2)でやることにした。

DDSはサインスマートAD9851モジュール(秋月電子で3500円)を、マイコンはArduino Nano(秋月電子で2780円)を採用した。

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このように測定機器を配置した。USBケーブル経由のPCノイズを避けるために、Arduinoは電池で駆動する。高周波は、DDS出力→インピーダンス整合抵抗50Ω(ここでは47Ωを使用)→入力測定プローブ(A)→フェライトコア→出力測定プローブ(B)→終端抵抗50Ωと流れるようにした。

 

Arduinoのプログラムは、0.5~60MHzまで10kHz飛びにスイープするようにDDSを制御した。といってもfor文がひとつだけの単純なものである(下記)。

 

 

// 0.5~60MHzまで10kHz飛びにスキャン繰り返し
// 繰り返し時にLEDオン/オフトグルで死活表示
// #includeは、秋月サイト提供→ http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-09945/
// (C)2016 SUSHI/JJ0PPM
// 2016/2/22 作成
#include <EF_AD9850.h>
//BitData - D8, CLK - D9, FQUP - D10, REST - D11
EF_AD9850 AD9850(9, 10, 11, 8);
char ledonoff = LOW;
void setup() {
  AD9850.init();
  AD9850.reset();
}
void loop() {
  long i;
  double f;
  ledonoff = ~ledonoff;
  digitalWrite(13, ledonoff);
 
  for(i=50; i<=6000; i++){
    f=(double)i*10000;
    AD9850.wr_serial(0x01, f);
  }
}