炭酸飲料の厚手のペットボトルをダイポールアンテナの給電部として使い始めて、はや数年。1リットルサイズのペットボトルを使うと、大き目のバランと同軸ケーブル、アンテナ線とつなぐ配線も収容できて便利である(製作方法はこちら)。
太陽光と風雨・氷雪にさらされるので、当初は1、2年程度の寿命と思っていたが、取り外してみたところ、予想外に劣化が少ないことがわかった。
左から、6年、5年、4年使用したもの。
- ペットボトルとフタに割れや穴はなく、PET樹脂は弾力を保っている
- 内部に雨水が浸入した形跡はない。内部のむき出しの銅配線は表面に錆びが出ているが、屋外設置では通常程度のものである
- 白インシュロックは紫外線に弱そうに思われたが、脆くなっている様子はない
- ベーク板には小さな蜘蛛の巣と糞がみられるが、電気的な影響が出るほどではない
ペットボトルを新しいものに交換し、ベーク板に取り付けたバラン部はそのまま使うことにした。