アンテナのアルミ線と銅線をろう付け【方法その2】

アンテナのアルミ線と銅線のろう付けにしぶとく挑戦している。まず難易度が低いやり方として、アルミソルダーRZ-103(新富士)を盛った後に通常のハンダで接合する方法がうまくいった(こちらの記事)。

アルミソルダーだけでろう付けするのは難しい。バーナーの火力調節は習熟でなんとかなっても、バーナーの炎の風圧のせいで、融けたアルミソルダーが玉になって逃げてしまう。アルミの濡れ性(アルミへの付着力)が低くて、バーナーの風圧に負けてしまうのだろう。ここが最大の難関だが、それさえ防げばなんとかなりそうである。

うまくいったのが、下図のように舟形にした銅箔を敷いて作業する方法だ。融けたアルミソルダーがアルミ/銅線から逃げようとしても船底部に留まる。アルミフラックスRZ-203K(新富士)はアルミ線と銅線にだけ塗ればよい。最終的には銅箔は取り除くのでろう付けされなくてもかまわない=フラックスは不要である。銅箔は、5D-SFA同軸ケーブルの外部導体を使った。

このやり方でろう付けしたのが下図(粉っぽく残っているのはフラックス残渣。このあと水で洗浄して取り除く)。うまくろう付けできている。アルミソルダーが逃げないので、むだも減った。銅箔は部分的にろう付けされているが、薄いので取り除くのは容易である。

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