世界のコールサイン一覧表、JCC/JCG一覧表をExcelで作成

A4一枚に印刷する世界のコールサイン一覧表ってないものかとググったけれどたどり着けなかったので自作することにした。情報そのものはWikipediaの「世界のコールサイン割り当て一覧」にあるので、これをExcelに取り込んで段組みなどの加工を加えた。

WorldCallsign

 

けっこうきれいにできたと自画自賛。ご希望の方は、こちらからダウンロードしてお使いください(Excel 2010版です)。

 

 

 

 

 

 

気分が盛り上がったので、JCC一覧表とJCG一覧表もExcelで、それぞれA4一枚に印刷できるようにまとめてみた。いずれも出典はJARL「市郡区番号リスト」。

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こちらがJCC一覧表。ご希望の方は、こちらからダウンロードしてお使いください(Excel 2010版です)。

 

 

 

 

 

 

jcg-list

 

 

こちらがJCG一覧表。ご希望の方は、こちらからダウンロードしてお使いください(Excel 2010版です)。

 

 

Elecraft KX3 TSS保証認定申請、初期調整、SDR

KX3がらみでいろいろやった備忘録。

①保証認定の書類を作ってTSSへ郵送した--送信機系統図はエレクトロデザイン提供のものを、一部手直しした。

②USBケーブルとKX3_Utilityをインストール--USBケーブルは、挿すだけでドライバが自動インストールされた。KX3_Utilityも問題なく動作した。

③KX3ファームウェア更新--納品時 MCU1.48 DSP1.20 → MCU1.50 DSP1.21

④送信ゲイン調整--”Tx Gain calibration failed because transmit power did not reach the expected value”のエラー表示が出てあせった。バッテリー給電だったので電圧不足で、最大出力を抑える機能が働いていた のであった。外部電源で13.8V給電して問題なく完了した。

⑤消費電流の測定--受信 210mA、送信7MHz/5W/12.5Vで1.85A、電源オフ 0.2μA。FT-817だと電源オフでも6mA流れるので内蔵電池がかなり減るが、KX3はμAなので優秀だ。

⑥K3FreqMemoryEditorインストール--メモリ書き込み時に、連続書き込みだと10M4以降を失敗する。メモリ単独なら書き込めるので、10M4以降は一つずつ書き込んだ。原因究明はしていない。

⑦送信バイアス調整--CW 175 173 SSB 193 192 ← 調整前後で変化はなかった。

⑧基準周波数校正--当初から受信周波数がけっこうズレているのを感じていた。FT-817(TCXO内蔵 0.5ppm)と比較したところ、FT-817 TX 50.1MHz → KX3 RX 50.100566MHzだった。校正ずみSSGは持っていないが、明らかにFT-817の方が確度が高いので鳴き合わせることにした。10MHz帯と50MHz帯で校正したが、あっちを立てるこっちが立たずになるので、間の値を取ることにした。結果は、FT-817 TX 50.1MHz → KX3 RX 50.099986MHz、FT-817 TX 10.1MHz → KX3 RX 10.100005MHzとなった。

⑨ルーフィングフィルター受信サイドバンド校正--FT-817をSGとして校正した。FL3 GAIN45/PHASE63→44/63、FL2 GAIN41/PHASE62→42/61、FL1 GAIN42/PHASE61→41/60となった。±1の違いは、リグの温度などの条件の差で起こり得るものと推測できるので、校正ずみだったと言える←取説にも校正ずみと書いてあるが、前述Fズレの件があったので信用してなかった。なお、FL1の校正時に、取説では「PWT2.0kHz」を指定しているが、PWT2.1kHz以上にしないとFL1にならなかった。取説の誤りか?

⑩Tuning Noise Suppression Modification--シリアル番号を見たところ対処必要な範囲だったので実施した。説明PDFどおり、ルーフィングフィルターのコネクタ接続足3本をカットした。

⑪PF2に電源オフを登録--Utilityで「PS0;」をMACRO1に登録。次にKX3のMENUでPF2にMACRO1をセットした。これでPF2長押しで電源が切れるようになった。

⑫160M/80M受信パフォーマンス改善--基板バージョンが対策済みだったので対処不要。

⑬受信サイドバンド調整--シリアル番号から調整済みということなので対処不要。⑨の件から、これは信用することにした。

⑭MENU不明機能--取説に説明のないMEMU設定項目が2つあった→PBT SSB、RX NR M。サイトなどで要調査。

⑮NHK第一594kHzでピー音--AMモードで小レベルながら800Hz程度のピー音が聞こえる。NHK第二693kHzだと聞こえない。なぜだろう?

⑯SDR入門--まずはHDSDRをインストールしてみた。KX3のRX I/Qが動作しているのを確認できた。SDRソフトの使い方の勉強はこれから。HDSDR画面

 

 

Elecraft KX3 組み立て完成

KX3の組み立ては、些細な問題はあったものの無事完成した。所要時間は2、3時間といったところだが、途中で買い物が必要になったのでいったん中断することになった(後述)。組み立ての様子は以下の通り。

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最初の作業は、部品の確認である。組立マニュアルの巻末に部品一覧があるので、それに従う。KX3先人のサイトでは「部品個数が不足していたが、付属のスペア袋のものを使えば足りた」との書き込みが複数見つかるが、筆者も同じだった。不足していたのはワッシャー2種類、計3個。一方で、オートアンテナチューナーではワッシャーが4つ多く入っていた。

 

次に、基板などの主要部品の表裏をデジカメで撮影した。後日、設計/製造上の不具合が見つかり、該当するか確認することになるかもしれない(Elecraftに限らず、そういうことは起こっている)。組み立て後に基板のシルク印刷や部品を読み取るのは容易ではないし、シールド板を貼った部分は、はがさないと読めなくなる。

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組み立ても終わりに近い段階の様子。日本語の組立マニュアル(手前)をもとに作業して、英語の組立マニュアル(左)も参考にした。使った工具は小型のドライバーやラジオペンチ程度(左下)。

 

 

 

組み立て中に、RFファイナルのトランジスタ2個をネジ止めする際、「各自用意のシリコングリスを塗布」との指示があった。手持ちがなかったので、作業はいったん中断した。秋月でシリコングリス 「HY-1 1g 熱伝導率6W/M-K、180円」を買ってきて、①トランジスタがケースと密着する部分と、②ケースが放熱板と密着する部分に塗った。

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ルーフィングフィルター基板装着時には、基板の裏のハンダ付け部から突き出しているコネクタの足が、RF基板の電解コンデンサと干渉したので、足5本をニッパーで1mm弱切断した(赤で囲った部分)。それ以外は問題もなく組み立ては完了した。

 

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背面に見える切込みの入った板金が放熱板。これはケースの外側に取り付けられている。中央部のネジ2つでファイナルと締結されているが、熱の流れはトランジスタ→ケース→放熱板である。トランジスタ→ケース間のケース側は塗装なしで磨かれているので熱伝導を意識した設計。しかし、ケース→放熱板の間は、接触する両面ともにシボ付き塗装のままなので熱伝導はよくない。最大出力で使うには別の冷却方法が必要かもしれない。

 

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こちらは左側面で、各種の入出力端子がある。

 

 

 

 

 

 

通電して一応の機能を試したところ問題なく動作していることを確認できた。7MHz CWで、FT-817だとIPO/ATT/RFゲイン/CWフィルター(300Hz)の全てを活用してもRF段が飽和して受信できなくなる状況でも、ルーフィングフィルター/PBTを使えば受信できたのはうれしかった(混信なしの状況では、FT-817と感度は変わらなかった)。

組み立てた感想としては、内部はそれほど堅牢な作りになっていないので、荒っぽく持ち運ぶと振動などで接続部(内部のコネクタなど)が外れる危険性がある。内蔵電池の交換時にはフラットケーブルを壊す危険性があるので、①電池は入れずに外部電源で使う、②充電池を入れて外部から充電する、のどちらかが現実的だろう(筆者は①)。

屋外で1.5年もつペットボトル製アンテナバランケース自作

常設のつもりでワイヤー系アンテナを作っても、我が家ではたいした期間は持たない。最大の原因は、木々に付いた雪が大きな氷塊になって落下するとき、ワイヤーを直撃して切れてしまうのだ。そこで、最大1.5年持てばよい程度の頑丈さのアンテナを低価格で上げる事を試行錯誤してきたが、3シーズン3回の作り直しを経て完成形に近づいた。目標は、バランを収容できること、風雨の侵入を防ぎ、アンテナワイヤーを伝っての水の侵入を防げて、同軸接続部を作れること、作るのが簡単で安いというあたりである。たどり着いたのはペットボトルを使う以下の方法である。

ペットボトルにバランを収容

 

7MHzダイポールアンテナでの例。センター部にペットボトルを取り付け、アンテナエレメント⇔フロートバラン⇔同軸の接続部を設けた。

 

 

 

 

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炭酸飲料の1.5リットルペットボトルを用意する。炭酸用の方が容器の厚みがあるのでもちが良い。2つのペットボトルを用意する。左が加工前。1つは中のようにカット、2つ目は右のようにカットする。

 

 

 

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カットしたペットボトルの大きい方に入るサイズにベーク板を切り、バランを取り付け、同軸とアンテナ線をはんだ付けする。その際に、ベーク板に同軸とアンテナ線の抜け止め加工をする。同軸接続部を上に、アンテナ線の引き出し部を下にすると抜け止め部を作りやすい。アンテナ線は単線がよい(より線だと、毛細管現象で水が侵入しやすいから)。今回はVVF電線を使った。

カットした小さい方のペットボトルを写真のように下から差し込む(大きいペットボトルの内側に)。入りにくい場合は割りを入れてよいが、最小限の長さに。

ペットボトルには同軸を吊り下げる耐力がないので、同軸を吊るひもは上部の部材につなぐ。

 

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2つのペットボトルとアンテナ線の位置関係。アンテナ線は2つのペットボトルの間を通して外部に出す。下のペットボトルが落ちないようにインシュロックで固定するが、ループの中にアンテナ線を入れて、アンテナ線が移動できる範囲を狭める。これをしないと、風などの影響で長いうちにはアンテナ線が移動してショートする危険性がある。

 

 

 

 

 

 

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今回設置したのは、7MHz NVIS用V字ダイポール(給電部2.5m、フルサイズ)。エレメント長の調整でSWR1.1となった。