ZigBee TWE-Lite DIPの最初の実験

グリップCWパドルの試作をのんびり進めているが、ゆくゆくはワイヤレスのCWパドルに仕上げたいと思っている。ワイヤレスの方式としては、容易に思いつくのが、①超音波、②光、③無線である。超音波については、QST 2015/5で紹介されている。光は、商品も販売されているし、2006年に米特許も公開されている。当局の場合、屋外や車内のうるさくて明暗の変化が大きい環境でも使いたいので、最初から無線でやることにした。

TWE-Lite DIP-PCB最も手軽そうなのが、東京コスモス電機株式会社(Tocos) ZigBeeワイヤレスモジュール TWE-Lite DIP-PCBだった。さっそく秋月電子で1945円×2セット買ってきた。

TWE-Lite はZigBeeの無線ユニットで、親子間双方が同時に、デジタル接点入力×4、アナログ量入力×4、UARTを伝送できる。技適を取得しているので堂々と使える。

TWE-Lite DIP-PCBまずは取説のサンプル通りにブレッドボードに回路を組んでみた。左(親機)のタクトスイッチを押すと、右(子機)のLEDが光る。これはデジタル接点の伝送である。右の半固定抵抗を回すと、左のLEDの明るさが変わる。これがアナログ量の伝送である。

どれほど遠くまで届くかは試せていないが、とりあえず障害物なしで5mは問題なく届く。実使用を想定して、親機を手で握りこみ、子機との間に人間の身体があるという状況でも問題なかった(距離は1m強)。ここまではワイヤレスCWパドルに使えそう。