PicoScopeプローブのキャリブレーション

PicoScope3206Aを昨年末に購入して快適に使っている。購入当初、プローブのキャリブレーション信号が出る端子が付いていないので外部信号源を用意する必要があると思っていた。が、遅まきながら、そんな必要はないことを知った。

PicoScopeの多くの機種がファンクションジェネレータ(FG)やAWG機能を持っている。そうした機種なら、FG/AWG信号を使ってプローブのキャリブレーションができる。このことは以前のマニュアル類に書いてなく、Pico Technology社のFAQでも外部信号源を使う方法を説明していた。

しかし最新のUser’s Manual /User’s Guideには”Compensating probes”の項目で、GEN端子(FG/AWGの出力端子)を使う詳しい手順を紹介している。新しい資料を探していて気が付いた次第である。新しいマニュアルはここにある。

 

プローブ較正の設定/手順は、(1)PicoScopeのFGウィンドウで、方形波、1kHz、P-P1.8Vに設定。(2)プローブをGEN端子につなぐ。(3)オシロウィンドウで、ACカップリング、2~3サイクルが大きく表示されるようにx-y軸を調整。(4)プローブのトリマーを回して調整、という流れがマニュアルに書いてある。

さっそくやってみた。写真は、GEN端子でプローブを較正しているところ。そう頻繁にやる作業ではないが、PicoScopeが一段と快適になった。