いま使っている21MHz用V字ダイポールは仮設的な張リ方なので、そろそろ線が切れるなどのトラブルが起こってもおかしくない。更新にあたり、もっと損失の少ないものにしようと試行錯誤を開始した。アンテナ設計では基本的な項目なのに、どれぐらいの寄与率かを定量的に調べたことがないのが、(a)給電点の地上高、(b)大地の導電率、(c)大地の比誘電率である。これらの影響をMMANAでシミュレーションしてみた。
まずは給電点の地上高を低い方から高い方に変えた場合。
天頂方向の放射については、地上高が低いほど多く、6.0mで最小になり、以降は地上高を上げると増えた。
Ga(利得)は地上高6mで6.39dBi、8mで最大になり7.51dBi。
次のアンテナは6.0mでよさそうだ。