コールサインを検索する秀丸エディタマクロ製作

コールサインをググることがある。ノイズ交じりでコールサインが取れなかったとき、耳コピが正しかったかを総務省無線局情報で確かめることもある。これらを一気にやる秀丸エディタのマクロを作ってみた。

以下のような機能を盛り込んだ

  1. コールサインをキーワードとしてGoogle検索、Google画像検索する
  2. 日本のコールサインなら総務省無線局情報を検索する
  3. コールサインをクリップボードにセットする
  4. エディタカレント位置に年月日(曜日)、時刻、コールサインを挿入する

 

マクロを起動すると入力ウィンドウが表示されるので、ここにコールサインを入力する。全角/半角、英大文字/小文字は任意

 

 

 

 

 

ブラウザに3つのタブが開く。1番目のタブはGoogle検索

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2番目のタブはGoogle画像検索

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3番目のタブは総務省無線局情報検索

 

 

 

秀丸エディタには、年月日と曜日、時刻、コールサインが挿入される。コールサインは半角英大文字に統一されるようになっている。

画像はないが、クリップボードにコールサインがコピーされているので、ログなどに貼り付けも可能。

興味のある方はダウンロードして、ZIP解凍→秀丸エディタのマクロとして組み込んでお使いください。 searchcall.zipのダウンロード

UPSの電圧波形をオシロで見る

ACプローブアダプタを作った目的の一つが、UPSのバックアップ時の出力波形を見たかったから。低価格なUPSなので正弦波出力ではない。メーカーは「疑似正弦波」とか「3ステップ正弦波」などと呼んでいるが、具体的にどのような波形かはカタログなどに書いてあるわけではない。UPSを使い比べてみると、ノイズの乗り方やUPS自体の発する音(可聴音)が異なるので、機種によってかなりの差があるのではと予想していた。

 

デンセイラムダ DL3115-300jL HFP

無負荷、PicoScope 3206Aで計測(以下同様)。

 

 

 

 

 

DENSEI Personal 0c06

 

 

 

 

 

 

 

DENSEI MUK0511-E

 

今回は、とりあえず波形を見ただけ。評価するにはお勉強が必要。

 

 

 

テスター、オシロなどの電圧の確度

AC用に作ったプローブアダプタで測った電圧をオシロ画面から読み取るために、他の手持ちの電圧計の値との換算値を求めることにした。ついでに、テスターやワットメーターについても電圧を測って比較してみた。

 

左下はワットメーター、他の3台はテスター

 

 

 

 

 

 

測定値は以下のようになった。

機器 eneloop単四 006P AC
SANWA DP-700 デジタルテスター 1.343V 9.03V 101.8V
SANWA AX-303TR アナログテスター 1.32V 8.9V 101.6V
SANWA DP-300 デジタル ポケットテスター 1.342V 9.08V 102.0V
picoscope 3206A オシロスコープ 1.323V 8.843V
自作ACプローブ+picoscope 3206A 101.4V
TAP-TST7 ワットチェッカーplus 102.0V

自作ACプローブアダプタは換算補正なしでそのまま使えることを確認できた(そのように作っている)。他の測定器も傾向が分かったので、細かい数値が重要なときに確度を評価すればよさそう。

オシロACプローブアダプタの製作

AC(商用電源)をオシロスコープで見るとき、不用意につなぐとショート・漏電・感電などの危険がある。多少は安全に見られるようにするために、オシロにつなぐACプローブアダプタを作った。

点線内がアダプタ、スライダックは今回のみの試験用である。抵抗による分圧で、100V→1V(実効値)に落として観測する。抵抗は無誘導のもの=金属皮膜抵抗を使う。抵抗のW数に余裕がないので、長時間の通電は不可。ヒューズを両極に入れること。

 

 

 

左上が、ケースに入れたアダプタ。左下はスライダック。ノートPCに乗っている黄色いのは検電器。コンセントに差し込んでネオン管が点灯すれば、生きている電線かと、100V/200Vのどちらかがわかる。長い方の足だけ差し込んでネオン管がうっすら点く側が非接地極だということもわかる。これを調べてからアダプタのコンセントを挿す(接地側をオシロのグラウンドと一致させる=感電などの防止)。

PicoScope 3206Aで観測した波形がこれ。交流にスパイク状のノイズが乗っている。電源周りのものだろう。スライダックを回して、交流の出力電圧を変えてもノイズの電圧が変わらない。

パソコンをACアダプタで駆動しているので、AC→PC→USBケーブル→オシロという経路でノイズが回ってくるのだと思う。つまり、これでは正しく測れない、場合によっては危険でもあることがはっきりした。

 

PCを内蔵電池駆動にして測ったのがこちら(ローパスフィルターを入れた表示)。スパイクノイズは一切出なくなった。この方法でならまともに測れそうである。

 

コイルQ測定器製作

予備実験をもとに、ケース入りのコイルQ測定器を製作。回路は予備実験通りにプリント基板の銅箔をカッターではがして、あとはケースの穴あけ加工程度。仕上がりの美観はよかったものの、オシロプローブで取り出す信号レベルが試作よりも低くなってしまった。やむなく、浮遊容量を増やすべく電線を這わせて解決した。

写真左が測定中、右がケース内部。ちなみに測定結果は、予備実験に使ったコイル大がQ=42、コイル小がQ=29だった。使用機材 MFJ-269、PicoScope 3206A

LC直列発振回路に直列に0.5Ωが入っているので、精度に影響を与える。公式ではQ=2πfL/rだが、この測定器で求められるのはQ’=2πfL/(r+0.5)からQ”=(2πfL+0.5)/(r+0.5)の間の値だろう。21MHzでQ・Q’・Q”を試算すると、1・0.99・1.00、10・9.22・9.30、30・23.9・24.1、50・35.1・35.4と、いずれ場合でもQ’・Q”は小さめに出て、Qが大きくなるほど誤差が大きくなる。

これを使って測るのはQが10~50程度の空芯コイルなので、Q’からQへの換算をしつつ使えばよさそうである。50よりかなり大きいQを測る目的の場合は、別の原理で測る必要がありそうだ。

測定精度そのものについての考察は後日。

フェライトコアの阻止性能判定は7MHzまで

結果の怪しかったコアの阻止性能の簡易判定の追試をやってみた。基礎となる数値として、MFJ-269で、コアなし(電線オープン)、コアなし(電線ショート)を複数の周波数で測ってみたのが下記。

周波数(MHz) オープン ショート
SWR R(Ω) SWR R(Ω)
1.9 1.0 49 >31 0
3.5 1.0 49 >31 0
7 1.0 50 20.0 2
14 1.0 50 6.2 11
21 1.0 50 1.0 16
50 1.2 53 2.1 43

いまのやり方だと7MHzまでは使えるが、それ以上は使えないということのよう。21MHzで使えるようにするにはどうするべきか?

コイルQ測定の予備実験

ダイポールアンテナのベースローディング兼マッチングコイルは、どれぐらいのQが必要か知りたくて、MMANAに入力するQ値を変えながらシミュレーションしてみた。その結果、21MHzでは、Q≧50ならQ値がいくつだろうともはやアンテナ特性は変わらず、それ以下だとQ値が低いほど影響が大きくなることがわかった。

自作のコイルのQ値が知りたい。まずは、FCZ研究所「CirQ」2005/12 3ページの方法で、Qの測定を試してみた。 コイル大、小ともにQ=33という計算になった。測定結果の妥当性はこれから検討して、使えそうならハンダ付けした基板に仕上げよう。

写真(左)が測定風景。写真(中)は共振点、写真(右)は-3dB点。使用機材 MFJ-269、PicoScope 3206A

フェライトコアの阻止性能の簡易判定

QST 2012/2 66ページに、フェライトコア/トロイダルコアの阻止性能を簡単に調べるTIPSが載ってたので、さっそくやってみた。50Ω抵抗とコアで巻いた線を並列にアンテナアナライザMFJ-269につなぐ。コアの阻止効果が大きければ、SWRが1に近くRが50オームに近づく。阻止性能が低いとSWRが大きく、Rがゼロに近づくというもの。

試してみたコアは3つ(写真上左)。写真上中は電線オープン、写真上右は電線ショート、写真下はコアありで測定中。いずれもコアに3回巻、抵抗は51Ω、約3.5MHzと約21MHで測定した。

 

 

 

 

 

 

 

コア 約3.5MHz 約21MHz
SWR R(Ω) SWR R(Ω)
コアなし(電線オープン) 1.0 49 1.0 50
コアなし(電線ショート) >31 0 3.5 20
TDK NF-C09 左上のコア 1.1 46 1.1 48
エレコム NF-02LG 右上のコア 1.1 46 1.1 47
ブランド不明 小 下のコア 1.3 41 1.2 45

 

 

3.5MHzについては阻止性能を測れているように見えるが、21MHzは電線ショートでのSWR/Rの値が異常なので測定以前の問題である。全体的に測定の信頼性を要検討。

XR2206正弦波の歪み率調整

秋月ファンクションジェネレータキットが使っているXR2206の正弦波歪み率は、無調整時<2.5%、調整回路付加で0.5%となっている。秋月キットには調整用半固定抵抗がついているので調整可能だ。PCオシロPicoScope3206Aの慣熟も兼ねて調整してみた。

今回は、歪み率そのものを測るのではなく、スペアナで見ながら高調波成分が少なくなるように半固定抵抗を回す簡易な方法。やってみたところ、歪み率を本格的に追い込むにはこの半固定抵抗では無理で、ポテンショメーターなど微妙に抵抗値を変えられる部品が必要だろう。

オシロ画面は下記。左は調整前後の波形(前が左、後が右)。前はピークの波形崩れが目で見てわかる。中は調整前のスペアナ画像、右は調整後のスペアナ画像。

 成分  調整前 強度  調整後 強度  差
 基本波 約1kHz  -14dBu  -14dBu  0dB
 2倍高調波  -55dBu  -67dBu  -12dB
 3倍高調波  -49dBu  -61dBu  -12dB
 4倍高調波  -63dBu  -85dBu  -22dB
 5倍高調波  -62dBu  -58dBu  +4dB

スペアナ画像を見ると高調波レベルが下がっているのは一目瞭然なので歪み率は下がったと思うが、成果についての定量評価はしていない。